今治の山火事3日目 火の勢い収まらず延焼続く…山のふもとの建物にも火が
影響は、ライフラインにも及んでいます。
穴井記者:
「こちらでは信号機が停電するなど、市民の生活にも影響が広がっています」
午後0時半頃、現場周辺の地区で一時5000戸を超える停電が発生。原因は不明ですが、火災が影響しているとみられています。
休暇村瀬戸内東予 徳増達朗営業課長:
「今は影響ないようですけれども、 きのうは駐車場も海側も真っ白になりました。(発生当日は)夜暗くなってから火の手が上がるのが間近に見えまして、ちょうど風向きもこちらに向いて吹いてましたんで、結構恐怖を感じました」
山林の東側、瀬戸内の景色が自慢の宿泊施設では、宿泊や宴会のキャンセルが相次いでいるといいます。
徳増さん:
「いまちょうど歓送迎会シーズン なんで、ご予約たくさんいただいてたんですけど、きのう、おととい、あしたと3件キャンセルになってます。合計100名様くらいの宴会がキャンセルになりました。何よりも早く鎮火してもらいたいです。お客様に鎮火した、というのをお伝えして安心して来てもらいたいと思います」
おとろえる気配のない火の勢い。
穴井記者:
「火が上がりました。住宅の奥で大きく火柱が上がっています」
最初に火が出た長沢地区でも住宅に火の手が迫っているという情報があり、県や自衛隊のヘリによる放水をはじめ、懸命の消火活動が続けられています。
【中継】
こちらの朝倉公民館には、現在10世帯16人の方が避難しています。
四国電力は先ほど会見を開き、このまま延焼が拡大した場合、今治市全域7万6000戸が停電する可能性があるとして、万が一の場合に備えて、懐中電灯の手配や携帯電話の充電など備えを行ってほしいとしています。
一刻も早い鎮火を願いながら、3日目の夜を迎えようとしている今治市朝倉から中継でお伝えしました。