山火事被害受けて 今治市と西条市が土砂災害対策の実施など愛媛県に要望
今治市で発生した山火事の被害を受け、今治市と西条市が愛媛県に土砂災害対策の実施などを要望しました。
きょう、今治市の徳永市長と西条市の高橋市長が県庁を訪れ、中村知事に要望書を手渡しました。
先月23日に今治市で発生した山火事では、西条市とあわせて山林およそ442ヘクタールと建物23棟が焼けるなど、県内では“平成以降最悪”の被害が出ました。
要望書では、山火事による山林被害で土砂災害の危険が高くなっていることから焼けた山の森林整備や民家や公共施設に近いエリアを中心に土石流を防ぐための堰堤の設置などを求めています。
今治市・徳永市長:
「(県には)すでに林野に入っていただいて調査もしていただいています。(今後も)迅速な対応をお願いしたい。そして私たちも全面的に協力をさせていただこうと思っています」
要望に対し、中村知事は「確実に作業を実施すべく、県の関係者一丸となって対応していく」と全面的に支援する考えを示しました。