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旅客運賃の減額をめぐって 愛媛県発行の「障害者手帳」で記載ミス

2025年4月28日 15:42
旅客運賃の減額をめぐって 愛媛県発行の「障害者手帳」で記載ミス
愛媛県記者会見

愛媛県は、県発行の障害者手帳の一部に記載ミスや記入漏れがあったとして、謝罪しました。

救済策は未定としています。

記載ミスや記入漏れがあったのは、これまでに県が発行した療育手帳と身体障害者手帳あわせて5万5000件あまりのうち、少なくとも271件です。

具体的には、障がいの程度に応じて旅客運賃の減額を受けるための区分を記載する欄で誤りがあり、本来とは異なる障がいの種別を記していたり、記載が漏れていたりしたということです。

先月中旬に登録データを整理していた職員が不審に思い調査したところ、過去に発行した手帳での誤りが発覚しました。

療育手帳では去年3月から、身体障害者手帳では一昨年10月から、自動で障害の区分を反映する専用システムが導入されていて、今回誤りがあったのはこれらより以前のものということです。

県は、発行当時のチェック機能が十分に働いていなかったことが原因としています。

県は福祉総合支援センター(松山市本町7-2)の窓口や電話(089-908-5801)での相談に対応しますが、救済策などは現時点では未定ということです。

最終更新日:2025年4月28日 16:55
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