コメ価格高止まりの中“ご飯おかわり自由”の飲食店では サービス維持へ試行錯誤
こちらは松山市内の小売店で販売されたコシヒカリ、5キロあたりの平均価格です。去年8月から急激に価格が上昇して右肩上がりのグラフになっていますね。
最新のデータでは、今年3月の平均価格は4283円。今週月曜には全国のスーパーでの平均価格が前の週から19円下がって4214円と、18週ぶりの値下がりとなりましたが、まだまだ高止まりの状態が続いています。
先が見通せない状況が続く中、ごはんが人気の松山市の飲食店では、価格とサービスの維持に向けた試行錯誤の日々を送っています。
皿いっぱいに盛り付けられた、大きな鶏肉!“ボリューム満点な定食を手頃な値段で”をウリにする、松山市にある「唐揚げ食堂 ごいち」です。
この店では、すべての定食で、ご飯のおかわりが自由!しかも無料だといいます。
ごいち 責任者 山本清一郎さん:
「ごいちに来たら絶対お腹いっぱいで帰れるよねという風に思っていただきたいという思いで、ご飯おかわり自由というのはどれだけおコメの値段があがったとしても継続していくべき、ごいちの使命と感じております」
1日に炊くコメの量はなんとおよそ40キロ!コメの品薄と高騰が続く中、これまでこだわり続けてきた県内産のコメが減ってしまい、やむなく国内産に切り替えたといいます。
山本さん:
「コメの価格も毎月毎月あがっているのでかなり厳しい状態ではあります。今月も(コメの)値上げのお話がありましたので、まだまだ落ち着きみえない」
それでも店では料理の値段を据え置いて営業を継続。数か月前からは…
山本さん:
「事前にコメを研いだ状態で保存するんですけど、その際にそのまま保存するのではなくて、このように水に浸水させることでコメの鮮度や水分量を保ちながらおいしいコメを炊くための保存をしている」
コメの保存方法を変えたほか、収穫時期によって水の量を調整するなど、おいしいごはんを炊いてロスが出ないよう、工夫に取り組んでいます。
山本さん:
「おコメの値段もあがってますし野菜の値段もあがっているので、ただそこをお客さんに感じさせないようにというのを企業として頑張ってるところ」
Q今後どうなってほしい?
「上がらないでほしいですね」