JR松山駅周辺に整備目指すアリーナ 市が初めて基本計画の素案示す
松山市がJR松山駅の周辺に整備を目指すアリーナについて、市はきょう、有識者が参加する4回目の整備検討会で基本計画の素案を示しました。
市は、民間活力を導入した事業手法について、今年度中の決定を目指したいとしています。
JR松山駅の「車両基地跡地」に建設する施設について、市はこれまでに専門家を交えた検討会で「5000席規模のアリーナ」を整備する方針を申し合わせています。
きょう示された素案では、施設にプロスポーツの試合やコンサートなどを想定した5000席以上のメインアリーナと、グッズ販売など補完的な役割を担うサブアリーナなどの整備を計画。
事業費については民間活力を活用し、できる限り公的負担の抑制に努めたいとしています。
委員からは、民間に参入してもらうためには、周辺の再開発の状況や利用の想定などを具体的に示す必要があるのではなどといった意見が出ていました。
市は今後、5月から6月にかけてパブリックコメントを募集し、加筆・修正などした上で7月を目途に最終的な基本計画を作成する方針です。
また、建設や運営、資金調達などにどう民間活力を導入するかといった「事業手法」については、民間事業者への調査を行いながら、今年度中の決定を目指したいとしています。