全国でも珍しい「ゲームクリエーションコース」が松山南高校砥部分校に誕生!授業の内容は?
この春、松山南高校砥部分校に誕生した全国の高校でも珍しい「ゲームクリエーションコース」。ゲームデザインの実習とは一体どんなものなのか、最先端の授業を取材しました。
白石アナ:
「こちら生徒が実際に実習で使う機材なんですけども、ハイスペックなパソコンに、このようなペンを使って直感的に絵を描くことができる液晶タブレット、そしてあちらには3Dプリンタまで完備されています」
高校再編に伴い、松山南高校・砥部分校にこの春新設されたゲームクリエーションコース。
こちらが、その学びの場となる「ゲームクリエーション実習室」です。およそ5000万円かけ、プロのクリエーターが実際に使用しているソフトや最先端の機材などを導入しました。
全国の公立高校でゲームプログラミングや3Dグラフィックスが総合的に学べるのはここ、砥部分校だけです。
きのう、初めて行われたゲームデザインの授業。講師を務めるのは分校内にサテライトオフィスを構えるIT企業、「オートクチュール」でゲーム制作に携わっているスタッフです。
生徒たち:
「あ、動いてるわーすごい」
生徒たちが体験していたのは可愛らしいキャラクターの操作。プログラム通りに表情や体を動かすことができます。今後は、生徒自らキャラクターをデザインし動きを付けるなど、ゲーム制作の専門的な技術を体験します。
担当教員:
「ゲームデザインではゲーム業界で使うすべての内容を体験する授業になっている。本当に何に興味があるのか、将来どのような進路に進みたいのかということをしっかりこの授業を体験しながら学んでいってもらえたら」
きのうの授業ではファイナルファンタジーシリーズなどの制作に関わったゲームプランナーから、ゲーム業界の仕事や販売までの流れなどを教わりました。
生徒:
「すごく楽しかったです。設備がしっかりしていてたくさん学べそうだなと思った」
Q.キャラの動きを操作して
「あれ楽しかったです。とにかく全部楽しいんですけど、まだ自分の知らない機能とかが使いこなせないのでこれから頑張りたい。とにかくいろんな分野を学んで自分の力にしたいです」
生徒たちは2年生になったタイミングで、ゲームクリエーションコースかデザインコースかを選択することになっていて、今年度入学した80人は専門的な学びを深めていきます。