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「動物福祉」でどう変わる?動物たちがストレスフリーに過ごすために…動物園・畜産業の取り組みとは

2023年10月31日 19:23

国が新指針発表「家畜がいかに快適に暮らせるか」畜産農家の大きな課題に

“動物福祉”の考え方は私たちがいただく命に対しても、例外ではありません。

青木アナ:
「こんにちはよろしくお願いします」
池田さん:
「よろしくお願いします」
青木アナ:
「うわ大きいですね~牛さん」
池田さん:
「来年の4月に出荷予定の牛ですね」

愛南町で畜産業を営む池田一成さん。飼育する牛は100頭を超えます。

池田さん:
「牛は面白いですよ。人と一緒でやっぱ一人一人顔も違えば性格も違うので、もう本当牛1頭1頭を見ながら その子に合った育つ環境を提供できるようには心掛けて飼育しています」

2023年7月、農林水産省はアニマルウェルフェアに関する飼育管理の新たな指針を公表。国内の畜産業においてもいかに家畜が快適に過ごせるかという考え方が、重視され始めています。

池田さん:
「ここがまだ床替えをしていない状態ですね。見てもらったら分かるんですけど、みんな牛たち立っとるでしょう。この状態ってやっぱり床が汚くてリラックスして寝られないんですよね」

牛舎に敷くおがくずを定期的に替えるほか、栄養バランスの調整や毎日の健康観察など、牛がストレスフリーに過ごすための努力を怠りません。

ただ、個々の畜産農家が動物福祉を実践していくには現状、高いハードルがあると言います。

池田さん:
「物価高騰だとか、餌代も高騰する中で、ものすごく今畜産農家は経営がすごい大変で。今後の課題として、畜産農家繁殖農家も肥育農家も一人一人が、愛情込めて育てる環境を良くするだとか意識してやっていけば、ブランド価値も上がってくるのかなと」

豚たちは“最大のパートナー” 耕作放棄地で放牧をはじめた若き養豚農家の夢

一方、こちらは西予市宇和町。

青木アナ:
「田んぼに囲まれた土地の中に豚がいますよ!」

のどかな田園風景の中に…豚!?

訪ねてみると…

青木アナ:
「異様な光景というか…」
長岡さん:
「そうですね。なかなかこういう土地で豚を飼うことはないと思います」

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