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大洲市で車同士が正面衝突し77歳女性死亡 県内の交通事故死者数は25人…暑くなるこれからの季節「漫然運転」に注意を

2025年5月23日 18:39
大洲市で車同士が正面衝突し77歳女性死亡 県内の交通事故死者数は25人…暑くなるこれからの季節「漫然運転」に注意を

「25人」。今年これまでに県内で交通事故で亡くなった方の人数です。去年の同じ時期と比べて8人多く、四国の他の県と比べても…徳島が6人、香川、高知が8人と、愛媛が異常に多いというのがこの数字を見ても分かります。

また、この25人のうち、今月に入って発生した死亡事故は6件。過去5年間の月別の県内の死者数の平均と今年に入ってからの死者数を表すと…今月は、例年の3倍と、多発しているんです。

この1週間以内では、4人の方が亡くなっています。

きのう午後には大洲市の国道でも…

滝口記者:
「内子町から走ってきた車は対向車線をはみ出し、軽乗用車に正面衝突したということです」

この事故で、軽乗用車を運転していた宇和島市の77歳の女性が病院に搬送されましたが、事故のおよそ1時間半後に死亡しました。

普通乗用車を運転した内子町の66歳の女性は、腰椎を骨折するなどの重傷です。

現場は片側1車線の見通しの良い直線道路で、警察によりますと、現場の状況から普通乗用車が何らかの原因で対向車線にはみ出し、前から来た軽乗用車と正面衝突したということです。

地元の人:
「良く見えるけん余計いかんのやない逆に。安全運転と他の車にも気を付けて走りよるんですけど」

警察は、66歳の女性から話を聞くなどして事故の詳しい原因を調べています。

【スタジオ】
滝口記者:
今のところきのうの事故の原因は分かっていませんが、県警は、気温が高くなるこれからの季節、“漫然運転”が増える傾向にあるということです。

白石アナ:
漫然運転…

滝口記者:
「ぼーっとしていた」「考え事をしていた」…など注意力や集中力が低い状態で運転することです。前を見ているのに・信号を見落とした・ブレーキを踏むのが遅れたなど、事故につながる危険な運転で、暑くなると起きやすくなるといいます。

JAF愛媛支部の権名津さんに、この「漫然運転」を防ぐコツを聞きました。こちらです。

白石アナ:
「空気を…」「スマホを…」「見えた景色を…」?

滝口記者:
まずは、大前提として、体調管理が重要です。1時間運転するごとに10分以上は休憩して、無理な運転をしないようにしてください。

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