「全力でサポートしていきたい」大雪被害が深刻な八幡浜市へ 中村知事が視察
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「全力でサポートしていきたい」。今月上旬の大雪で特産の柑橘に深刻な被害が出ている八幡浜市を中村知事が視察しました。
きょう午後、八幡浜市日土町のせとかなどを育てるビニールハウスを訪れた中村知事。JAの職員や生産者から被災の状況について説明を受けました。
中村知事:
「なるほどねえ、これはひどいなあ。逐一報告は受けていたけど、見なければ分かんないですよこれ本当…」
こちらの園地では雪の重みで柱などが折れ、およそ1ヘクタールの敷地内にあるビニールハウス全てが全壊となりました。
中村知事:
「今から収穫だったのになあ…」
JAにしうわのまとめによりますと今月4日からの大雪で、八幡浜市ではあわせて90か所で柑橘を育てるビニールハウスが被害を受け、このうち全壊が45か所、半壊が9か所、一部損壊が16か所となっています。
こうした状況を受け、県は被害を受け弱った木に与える肥料代の購入助成費用として、今年度の予備費から1757万円を支出することを決めています。
中村知事:
「(県として)できることできないことはあります。その中で大事なのは、出来ることは精一杯やり切るという姿勢だと思いますので、その点しっかりと受け止めて、 全力でサポートしていきたい。愛媛にとって柑橘産業は、本当に主力の産業です。ぜひあきらめずに、頑張ってもらいたい」
柑橘農家 菊池秀明さん:
「実際の被害を見て来てもらって嬉しかったです。一番必要なのが、撤去にどれぐらいかかるか分からないので、撤去の支援をしてもらいたいです。なるべく早く決断してもらったら嬉しいです」