多い日には2000人の観光客が訪れる高知県いの町の人気スポット「にこ淵」の遊歩道や駐車場などがリニューアルされ、2月26日に報道陣にお披露目されました。

水晶のようにきらめく水面。美しく幻想的な「仁淀ブルー」を楽しめるいの町の秘境「にこ淵」です。
新たに整備されたのは、にこ淵へ降りていくためのなだらかな道です。これまでは傾斜約45度の急な階段しかなかったため、足を滑らせる人がいたりすれ違いが難しかったりしたことが問題になっていました。

また、にこ淵に向かう道には縦2メートル50センチ、横4メートルの巨大な電光掲示板を設置し、駐車場の場所や空き具合を観光客に事前に知らせるようにしました。
このほか、近くには新たに公衆トイレが設置されたほか、にこ淵の歴史や観光マナーなどを表示する電光掲示板も設けられました。

にこ淵は、多い時には1日に2000人あまりが訪れる人気スポットで、駐車場周辺の混雑などオーバーツーリズムの問題解消につなげようと、町は国の補助制度を活用して事業費1億1300万円でNTTコミュニケーションズなどとにこ淵の環境整備を進めていました。

リニューアルした「にこ淵」の遊歩道。今後、より快適に観光を楽しめそうです。