パリパラリンピックの銀メダリストで高知市出身の鬼谷慶子選手が母校の高校で講演し、後輩たちに挑戦することの大切さを伝えました。

パリパラリンピック陸上女子円盤投げ座位F53で銀メダルを獲得した鬼谷慶子選手。9月26日、母校の高知学芸高校を訪れ、後輩たちにパラリンピックでの経験を語りました。
体育館には中学高校の生徒1500人あまりが集まり、鬼谷選手の話に耳を傾けました。

■鬼谷慶子選手
「今まで続けて来たこと。結果がどうあれ自分の価値変わらない」

生徒からお祝いの花束や紙を貼り合わせて作られた似顔絵を受け取った鬼谷選手。少し照れながらも笑顔を浮かべ喜んでいました。

■生徒
「こんな素晴らしい先輩が学芸を卒業されたことが本当に同じ後輩としてもうれしい。銀メダルをとった時に私たちの寄せ書きを書いた国旗を背負ってくれて感動した。うれしい気持ちでいっぱい」
「いろいろな過去があったから、今が輝けたということがすごかった」

講演のあと、鬼谷選手は生徒にメダルを触らせたり、陸上部の恩師にメダルをかけたりして感謝を伝えていました。

■陸上部 井口将志顧問
「すごく重たい。いろんな思いが詰まっていると思う」
■鬼谷慶子選手
「パラスポーツを注目してもらえる機会にもなったのかなと思ってうれしい。人生ではいろんなことがあると思うが、困った時にきょう話したことが役にたったら良いなと思う」

生徒たちは先輩の姿から挑戦するための勇気をもらったようでした。