高知県にある四万十川のアユの漁獲量が激減していることを受け、四万十川漁協組合連合会は10月1日から15日までアユ漁の自主規制を決めました。

アユ漁は例年6月から友釣りなどで解禁され、漁の時期を10月15日までとしています。

ところが、今年のアユの漁獲量が激減したことを受けて、四万十川漁協組合連合会は9月に理事会を開催。10月1日から15日までの2週間、天然のアユの資源回復を図るため四万十町の家地川ダムより下流でのアユ漁全般を自粛することを決めました。組合によりますと今年のアユの遡上は低調で、専門家や漁協関係者は海水温の上昇や夏場に降る雨が少なかったことなどが原因ではないかとしています。

四万十川漁連の金谷光人代表理事は今回の判断について苦渋の決断だと話し、将来のアユ資源の確保に向け協力を呼びかけています。

一方で落ちアユ漁については11月中にアユの産卵が終わる見込みだとして、当初の設定通り12月1日に解禁するということです。