高知県は12月11日、11月下旬から12月上旬にかけて東南アジアを旅行した県内の20代女性がデング熱を発症したと発表しました。

県内でデング熱の感染が確認されたのは、2019年に初めて確認されて以来3例目です。
県内の20代女性は、11月下旬から12月上旬にかけて東南アジアを旅行した後に発熱し、12月9日、女性が受診した県内の医療機関からデング熱の感染を疑う連絡が保健所に寄せられ、県衛生環境研究所が調べたところ、デング熱の原因となるデングウィルスが確認されました。

女性は東南アジアで蚊に刺されていて、県は潜伏期間から旅行先で感染したとみています。

女性は命に別条はありませんが、デング熱はまれに重症化して死に至ることもあり、県は東南アジアなどへ出かける際は蚊に刺されないよう長そで・長ズボンの着用や、虫よけスプレーなどを活用するよう注意を呼び掛けています。