高知発の4人組ロックバンドが、世界的なインディーズバンドの大会で3位に輝きました。
その名も「THE・ステレオギャング」。一体どんなバンドなのでしょうか。「THE・ステレオギャング」の練習風景を覗いてみました。

2021年に結成した「THE・ステレオギャング」。高知大学の軽音サークルのメンバーで立ち上げた高知発のロックバンドです。

メンバーは、今年大学を卒業したボーカル・ギターのMIUさん。ヘアーが自慢、大学4年生のギター・TAISHIさん。京都出身で高知大に進学した4年生のベース・TOKIさん。高知市出身で大学4年生のドラム・はるきさんで、メンバーのうち3人が現役の大学生です。

全国各地で年間50本を超えるライブをこなす「THE・ステレオギャング」。今年バンドの将来を左右する大きな出来事がありました。世界最大級のインディーズバンドの大会「エマージェンザ国際大会」に出場したのです。
世界各国から予選を勝ち上がった8組が2万人規模の野外フェスで決勝の舞台を戦う大会。MIUさんたちは、約180組が参加した国内予選を優勝し、8月にドイツで開催された決勝ステージに進みました。

初出場で緊張する中、世界中から選ばれた8組のうち見事3位に輝いたのです。

流行りの音楽に左右されない自分たちのスタイルを貫いた楽曲が魅力のバンド。曲を作るのは、ボーカルのMIUさんです。
洋楽が好きで70年代や80年代のロックに影響を受けたというMIUさん。そのとき思い浮かんだ英語の言葉をつむぎ作詞します。

MIUさんの世界観を表現し栄光をつかんだバンド。大変だったのは学業との両立です。
メンバーのうち3人が学生で、この日も大学の講義が終わったあとに本番さながらの練習をしていました。
来年、卒業を迎えすべてのメンバーが社会人になる「THE・ステレオギャング」。就職はせず音楽の道一本に絞りました。

高知から世界へ。メンバーの挑戦は始まったばかりです。