テレビドラマ『はちきんちゃんといごっそう』出演者に聞く【高知】
高知を舞台にしたテレビドラマ「はちきんちゃんといごっそう」の撮影が高知県内各地で進められています。出演者に作品の見どころや思いを聞きました。
■「はい、本番。スタート!」
4月2日から高知市内で撮影が始まったテレビドラマ「はちきんちゃんといごっそう」。
卒業旅行で高知を訪れた東京の大学生・桜子が地元の人たちとの交流を通じて自分の将来と向き合い成長していく姿を描きます。
主人公の桜子を演じる南野巴那さんは、教育番組のMCやミュージカルなどで活躍する注目の若手俳優です。また西岡徳馬さんと、かとうかず子さんが共演。著名な俳優2人が物語の重要な役として登場します。
監督をつとめるのは、いの町出身の岡田主さん。2005年に全編高知ロケによる映画「MAZE」を手がけました。ふるさとの魅力をあらためて伝えたいと再び、高知を舞台にした作品の制作に挑みました。
■岡田監督
「今回の作品は”オール高知”をテーマで、高知の魅力を色々な文化、風土、きれいな景色があるので、そこの部分を桜子を中心に描ければ」
「はちきんちゃんといごっそう」には桂浜など高知の有名な観光地が様々なシーンで登場します。日曜市のシーンは実際に市が開かれているなかで撮影をおこないました。
■南野巴那さん
「朝からこんなにたくさん人がいるんだと思って、あと思っていたよりすごい長い距離が。こういう感じで撮ったこともなかったので、気持ち的にも新鮮でした」
今回のロケのサポートをしている高知フィルムコミッションの山口隆広さんです。
高知フィルムコミッションは、2004年に県の観光コンベンション協会内に設立され、映画や番組などの県内ロケを誘致・支援しています。設立以来、年間30件ペースだった県内ロケは、コロナ禍で10件程度まで落ちこみましたが、2024年度は23件と2年連続の増加となっています。
高知のPR要素が詰まった今回の作品に山口さんは、ドラマ放映した後の展開を期待しています。
■山口隆広さん
「高知の事を知ってもらう、プロモーション的なミッションがフィルムコミッションにはある。高知で撮る必然性のある作品が来たりとか大型作品とかも来ているので、そういった流れの中で映画とか県外の放送とか、そういうのはぜひ期待したい」
こちらは、高知市の藤並公園。将棋を指す人たちの中にいたのは、西岡徳馬さんです。
西岡さんが演じる「梅ちゃん」は、主人公・桜子に大きな影響を与える物語の重要人物。この日は「梅ちゃん」が桜子と初めて出会い、将棋の対局をおこなうシーンに臨みました。地元では、お馴染みの藤並公園で将棋を指す風景に西岡さんは―。
■西岡徳馬さん
「みんな、よくこんな所に人が集まったなと思ったら、なんだ毎日やってんだと、本当に。素晴らしいですね、こういう事があるのはね。東京じゃとても見られない風景」
ドラマのタイトルにもなっている「いごっそう」は、気骨のある高知の男性を表す言葉。作品で描かれた「いごっそう」について西岡さんの印象は―。
■西岡徳馬さん
「”いごっそう”というのは、ブーブー、ぶうたれで、もっとすごく偉丈夫な感じがするんだけど、”いごっそう”って言うぐらいだから。でも、女の人が強いのは良いことだからね。僕なんか、いつも常々思ってる。女性にはかなわない、頭があがらない」
ドラマで描かれる勝気な高知の女性「はちきん」。高知市の料亭で撮影されたのは、かとうかず子さん演じる「鶴代」など「はちきん」が集まった宴会のシーンです。皿鉢料理を肴に、お酒を楽しむ女性たち。「おきゃく」と呼ばれる高知のお座敷文化に出演者たちはー。
■南野さん
「本当に楽しくて、びっくりした。三味線の音だったり、手拍子だったり」
■かとうさん
「いや、これ飲ませる。きょうは3人のお客さんと芸者さんだったから、この数(6人)だけど、10人だったら、10杯飲まなきゃいけないの」
■南野さん
「え~!」
■かとうさん
「ということですよね。高知の皆様方、酒豪が多いに決まってる。」
「きょうは仕事ですから、できませんでしたがプライベートでは、やってみたい。」
■南野さん
「私もやってみたい」
■かとうさん
「(南野さんは)日本酒好きなんですって」
JR高知駅前の「こうち旅広場」で主要なキャストや当日参加のエキストラなど150人以上を集めておこなわれたのが―。
高知を代表する文化「よさこい」です。
小さい頃からバレエを習いミュージカルの出演などダンスの経験が豊富な南野さん。ステージ上で、華やかなよさこいの舞いを披露しました。
■南野さん
「もう、華やかで。皆さん、踊りも揃っていて、すごく格好良かったです。やってみると、すごく難しくて、皆さん、結構”抜け感”がある感じで踊られていると思うけど、その”抜け感”を出すのが、本当に難しくてすごいなと思った。これを大人数でやるのが」
高知ロケが始まって2週間以上が経ったいま、南野さんに作品の魅力をあらためて語ってもらいました。
■ 南野さん
「やっぱり高知の皆さんの人柄がもの凄く温かくて、おもてなし精神というか、そういうものに桜子自身が色んな影響を受けて感謝を覚えて成長していくので、この温かい人だったり、街の、県の雰囲気がドラマを通して、皆さんに届いたら良いと思う」
高知の人や文化を発信するテレビドラマ「はちきんちゃんといごっそう」はこの秋、高知放送で放映する予定で映画の公開も目指しています。
■「はい、本番。スタート!」
4月2日から高知市内で撮影が始まったテレビドラマ「はちきんちゃんといごっそう」。
卒業旅行で高知を訪れた東京の大学生・桜子が地元の人たちとの交流を通じて自分の将来と向き合い成長していく姿を描きます。
主人公の桜子を演じる南野巴那さんは、教育番組のMCやミュージカルなどで活躍する注目の若手俳優です。また西岡徳馬さんと、かとうかず子さんが共演。著名な俳優2人が物語の重要な役として登場します。
監督をつとめるのは、いの町出身の岡田主さん。2005年に全編高知ロケによる映画「MAZE」を手がけました。ふるさとの魅力をあらためて伝えたいと再び、高知を舞台にした作品の制作に挑みました。
■岡田監督
「今回の作品は”オール高知”をテーマで、高知の魅力を色々な文化、風土、きれいな景色があるので、そこの部分を桜子を中心に描ければ」
「はちきんちゃんといごっそう」には桂浜など高知の有名な観光地が様々なシーンで登場します。日曜市のシーンは実際に市が開かれているなかで撮影をおこないました。
■南野巴那さん
「朝からこんなにたくさん人がいるんだと思って、あと思っていたよりすごい長い距離が。こういう感じで撮ったこともなかったので、気持ち的にも新鮮でした」
今回のロケのサポートをしている高知フィルムコミッションの山口隆広さんです。
高知フィルムコミッションは、2004年に県の観光コンベンション協会内に設立され、映画や番組などの県内ロケを誘致・支援しています。設立以来、年間30件ペースだった県内ロケは、コロナ禍で10件程度まで落ちこみましたが、2024年度は23件と2年連続の増加となっています。
高知のPR要素が詰まった今回の作品に山口さんは、ドラマ放映した後の展開を期待しています。
■山口隆広さん
「高知の事を知ってもらう、プロモーション的なミッションがフィルムコミッションにはある。高知で撮る必然性のある作品が来たりとか大型作品とかも来ているので、そういった流れの中で映画とか県外の放送とか、そういうのはぜひ期待したい」
こちらは、高知市の藤並公園。将棋を指す人たちの中にいたのは、西岡徳馬さんです。
西岡さんが演じる「梅ちゃん」は、主人公・桜子に大きな影響を与える物語の重要人物。この日は「梅ちゃん」が桜子と初めて出会い、将棋の対局をおこなうシーンに臨みました。地元では、お馴染みの藤並公園で将棋を指す風景に西岡さんは―。
■西岡徳馬さん
「みんな、よくこんな所に人が集まったなと思ったら、なんだ毎日やってんだと、本当に。素晴らしいですね、こういう事があるのはね。東京じゃとても見られない風景」
ドラマのタイトルにもなっている「いごっそう」は、気骨のある高知の男性を表す言葉。作品で描かれた「いごっそう」について西岡さんの印象は―。
■西岡徳馬さん
「”いごっそう”というのは、ブーブー、ぶうたれで、もっとすごく偉丈夫な感じがするんだけど、”いごっそう”って言うぐらいだから。でも、女の人が強いのは良いことだからね。僕なんか、いつも常々思ってる。女性にはかなわない、頭があがらない」
ドラマで描かれる勝気な高知の女性「はちきん」。高知市の料亭で撮影されたのは、かとうかず子さん演じる「鶴代」など「はちきん」が集まった宴会のシーンです。皿鉢料理を肴に、お酒を楽しむ女性たち。「おきゃく」と呼ばれる高知のお座敷文化に出演者たちはー。
■南野さん
「本当に楽しくて、びっくりした。三味線の音だったり、手拍子だったり」
■かとうさん
「いや、これ飲ませる。きょうは3人のお客さんと芸者さんだったから、この数(6人)だけど、10人だったら、10杯飲まなきゃいけないの」
■南野さん
「え~!」
■かとうさん
「ということですよね。高知の皆様方、酒豪が多いに決まってる。」
「きょうは仕事ですから、できませんでしたがプライベートでは、やってみたい。」
■南野さん
「私もやってみたい」
■かとうさん
「(南野さんは)日本酒好きなんですって」
JR高知駅前の「こうち旅広場」で主要なキャストや当日参加のエキストラなど150人以上を集めておこなわれたのが―。
高知を代表する文化「よさこい」です。
小さい頃からバレエを習いミュージカルの出演などダンスの経験が豊富な南野さん。ステージ上で、華やかなよさこいの舞いを披露しました。
■南野さん
「もう、華やかで。皆さん、踊りも揃っていて、すごく格好良かったです。やってみると、すごく難しくて、皆さん、結構”抜け感”がある感じで踊られていると思うけど、その”抜け感”を出すのが、本当に難しくてすごいなと思った。これを大人数でやるのが」
高知ロケが始まって2週間以上が経ったいま、南野さんに作品の魅力をあらためて語ってもらいました。
■ 南野さん
「やっぱり高知の皆さんの人柄がもの凄く温かくて、おもてなし精神というか、そういうものに桜子自身が色んな影響を受けて感謝を覚えて成長していくので、この温かい人だったり、街の、県の雰囲気がドラマを通して、皆さんに届いたら良いと思う」
高知の人や文化を発信するテレビドラマ「はちきんちゃんといごっそう」はこの秋、高知放送で放映する予定で映画の公開も目指しています。
最終更新日:2025年4月18日 18:49