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寝たきりの息子殺害 母親に懲役5年求刑

2024年9月27日 16:08
寝たきりの息子殺害 母親に懲役5年求刑

 去年(2023年)8月、岡山県玉野市で、体が不自由で寝たきり状態だった息子の首を絞めるなどして殺害した罪に問われている母親の裁判員裁判で、検察側は今日(27日)、懲役5年を求刑しました。

 玉野市迫間の無職、山﨑末子被告80歳は去年8月4日の早朝、自宅1階の居間で、当時52歳の長男の顔にタオルケットを押し付け、更にネクタイで首を締めて死亡させたとして殺人の罪に問われています。

 今日の論告で検察側は、半身不随で自力で立ち上がる事のできない被害者は、殺害しようという母親の強固な意志に抵抗することが出来なかったに過ぎないと指摘。更に被害者がそもそも殺害される事を望んでおらず、同意など存在しないと主張し懲役5年を求刑しました。

 これに対し弁護側は、母親が長年一人で介護に関わり、将来に深い絶望感を抱いていたと訴え、執行猶予付きの判決を求めました。判決は来月(10月)3日に言い渡されます。

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