博物館建設より暮らしに直結する課題優先を 市民団体が住民投票求め署名提出(静岡・富士宮市)
富士宮市が進める郷土史博物館の建設を巡り、住民投票で賛否を問おうとする市民団体が15日、市に署名を提出しました。
富士宮市が建設を目指す「郷土史博物館」は、2021年度に基本構想がまとめられ、建設費は17億円から22億円に上ると試算されています。
しかし、博物館計画の見直しを求める市民団体は、建設の是非を市民に問うべきだとして、住民投票の条例制定を求めています。条例の制定は、有権者の50分の1以上の署名があれば請求でき、市長が条例案を議会に諮ります。市民団体は、必要な人数2119人に対し、5003人分の署名を集め、市の選挙管理委員会に提出しました。
(住民投票を目指す 津田陽子さん)
「こんなにたくさんの人がハコモノはいらないと、そういう思いになっているということを、市議会も議員も、市長も重く受け止めてほしい」
今後は、まず署名が有効かどうか、審査されることとなっています。
最終更新日:2025年5月15日 18:17