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【密着】2分で出発⁉住民の安全を守る消防士「安心と安全を支えるため…」若手消防隊員の奮闘(静岡)

2025年5月23日 17:24
【密着】2分で出発⁉住民の安全を守る消防士「安心と安全を支えるため…」若手消防隊員の奮闘(静岡)

火災現場などにいち早く駆け付け、住民の安全を守る消防士。日頃から厳しい訓練を行い、技術を磨いていますが、今回、その腕を競う大会への参加を目指す若手消防隊員の奮闘を追いました。

静岡・沼津市内で発生する火災や事故などの多くに対応する「沼津北消防署」。そこに、ある大会への参加を目指し練習を行う2人の若手消防士がいます。

大川博也さん(20)と高橋和也さん(25)です。

2人が目指しているのは、救助に必要な技術を競う「消防救助技術大会」。6月、静岡市で行われますが、そこで上位になれば全国大会に出場できるため、若い消防士にとって憧れの大会です。

しかし、この大会に出場するには、まずは所属する「駿東伊豆消防本部」内の選考会を通過しなければなりません。消防士になって3年目の大川さんは2回目の挑戦、2年目の高橋さんは今回が初挑戦です。

(高橋 和也さん)
「行きます」

大会には様々な種目がありますが、2人がエントリーするのは「ロープブリッジ渡過」。水平に張られた長さ20メートルのロープをいっきに渡る競技で、行きは、ロープに体を乗せて移動する「セーラー渡過」。帰りはぶら下がるようにして移動する「モンキー渡過」で1往復のタイムを競います。

消防隊にとって不可欠な技術ですが、ロープ上でバランスをとりながら、腕の力で移動する為、一往復するだけでヘトヘトになります。

(高橋 和也さん)
「うまく乗れれば体力とかは使わないのですけど、まだまだ未熟な物ですから」

(大川 博也さん)
「きょうは自己ベストより1秒くらい遅いので、目標タイムが、きょうよりあと2秒ぐらい早くしたいと思っています。」

早い隊員だと往復で20秒を切りますが、2人のタイムはまだ遠く及びません。高さ15mに張られたロープで繰り返し練習します。そして、練習開始から1時間が過ぎたその時…。

(出動指令)
「出動車両、沼津81、沼津41 沼津6、沼津4…」

住宅火災への出動指令が入り、急いで防火服に着替え準備を行います。

(隊員)
「フル装備ね」

(隊員)
「はい」

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