同僚隊員から72万円恐喝 特科教導隊20代の1等陸士を懲戒免職処分(陸上自衛隊富士駐屯地)

陸上自衛隊富士駐屯地所属の20代の自衛官が、同僚隊員を恐喝して72万円を奪い取ったとして、2025年5月15日付けで懲戒免職処分となりました。
2025年5月15日付けで懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊富士駐屯地の特科教導隊に所属する20代の1等陸士です。
自衛隊によりますと、1等陸士は2022年11月頃から2023年1月頃までの間に、駐屯地内で同じ特科教導隊に所属する同僚隊員を恐喝し、72万円を奪い取ったという事です。
2023年2月に、被害を受けた隊員が部隊に報告したことで犯行が発覚。その後、自衛隊内で発生した犯罪の捜査を行う「警務隊」が調査をした結果、2023年4月19日「恐喝の疑い」で警務隊に検挙されました。調べに対し1等陸士は「金銭欲しさ」で犯行に及んだと容疑を認めていたという事ですが、その後、不起訴処分となりました。
特科教導隊長の志道桂太郎 1等陸佐は「この度、当該所属隊員がこのような事案を起こしたことは極めて遺憾です。今後、同様の事案が生起しないように、部隊として服務指導に万全を期す所存です」とコメントしています。