“闇バイトのリクルーター”に接触!平然と「ゴリゴリに詐欺ですけど」その手口と“罪の意識”
私たちは闇バイトの実態を探るため、SNSで見つけた高額案件を募集するリクルーターに接触しました。
(闇バイト リクルーター)「もしもしお疲れ様です」
丁寧な口調で話す男は、闇バイトの説明を始めました。
(闇バイト リクルーター)「これ最近とったうちの案件で、1月からマレーシアの案件があって。1ヶ月いたら500万くらい持って帰れるかな」
(記者)「どんな仕事内容なんですかね?」
(闇バイト リクルーター)「簡単に言ったら詐欺で、ゴリゴリに詐欺なんですけど、仮想通貨に関する詐欺なんですよ。もう振り込ませるだけ、コインを買わせて一気に(現金を)抜いちゃう感じ。資産安全に守れますよって言って、例えば1億円持ってるやつなら1億円入れさせて抜いちゃうみたいな。うちらはとりあえず詐欺をバンバンするだけ、1日7~8時間」
男が話すのは、明らかに犯罪行為に加担する内容です。
(記者)「海外にいれば捕まらないものなんですかね?」
(闇バイト リクルーター)「マレーシアは警察に金を渡せば見逃してくれる、500万円とか。だから100%安全って言える、罪をかぶってくれるやつはこっちで用意してるんで」
自信満々に捕まるリスクがないと言い切る男。
さらに、強盗は募集しないのか聞いてみるとー?
(闇バイト リクルーター)「強盗は100%捕まる。やるやつは結構バカ。大体1回強盗したら捕まるので、頭のネジが外れたりとか、何もできないやつで不良を使ったりしますね。先がないやつ」
(記者)「実は札幌テレビ放送の記者で、正直な心境をお聞きしてもいいですか?」
(闇バイト リクルーター)「いいっすよ、全然」
STVの記者だと明かしたところ、男は平然と取材に応じました。
(記者)「どんな特徴の犯人が捕まったか?」
(闇バイト リクルーター)「やっぱりお金に切羽詰まっている若い子が多い。世間一般の人たちが思い浮かべる人間像と、ほぼ一致するんじゃないかな。柄が悪くていったら不良みたいな、普通の会社では仕事できない子が多い。受け出しのほうは主婦とか学生とか」
学生や主婦までも闇バイトに手を染めているといいます。