新千歳空港土産の常識変えた⁉冷凍食品発祥の地・北海道で進むあなたの知らない「最新冷凍技術」
冷凍技術の進化は、その時代の課題の解決に大きく貢献してきた歴史でもあるのです。
いま、物流業界を悩ませている深刻なドライバー不足。
現代の課題克服にも最新の冷凍技術が貢献できるかもー
(吉岡記者)「海の玄関口・苫小牧港です。大量のコンテナをまさに今運びおろしています。ここを通じて我々の食卓に沢山の冷凍食品が届いているんです」
苫小牧港で扱う荷物は実に年間1億トン。
その中には世界中から、冷凍された荷物も大量に入ってきます。
港のすぐ近くには巨大な冷凍倉庫がー
(吉岡記者)「すごい迫力ですね、これ高さどれくらいあるんですか?」
(苫小牧埠頭 長﨑義和さん)「ラックの高さで21.9m」
(吉岡記者)「21.9m!?全部冷凍食品?」
様々な最新の冷凍技術をもつこの倉庫でいま、壮大な実験が行われています。
(吉岡記者)「ここはマイナス何℃ですか?」
(苫小牧埠頭 長﨑義和さん)「マイナス38℃です」
(吉岡記者)「マイナス38℃!?経験したことのない世界で、正直息をするだけで肺が凍りそうなぐらい冷たいです」
大きな肉の塊などを急速に凍らせるための最新の冷凍庫。
ここでー
(苫小牧埠頭 長﨑義和さん)「こちら牛乳の凍結になります」
(吉岡記者)「カッチカチですね、牛乳の冷凍って聞いたことないんですけど、脂肪分とかが分離したりしないものですか?」
(苫小牧埠頭 長﨑義和さん)「急速凍結かけることによって分離しないという形のチャレンジをしているところです」
解凍した牛乳。
見た目は牛乳そのものですが、味はー
(吉岡記者)「おいしいです、すごくおいしいです。牛乳本来のコクだったり香りだったりをしっかり感じますね。脂肪分が分離しているような感じも一切ないですし、飲み口もすごくまろやかでおいしいです」