深刻…北海道のエゾシカ被害 ハンター福山萌子さんに密着で見えてきた“73万頭の現実”
テーマは「人とエゾシカの共存」。
子どもたちに命や環境について考えてもらうのが狙いです。
(福山萌子さん)「増えすぎたからといって絶滅させるわけにはいかない。わたしたちと同じように命をもって生まれてきています。みんなもどうしたらシカとうまく生きていけるのか考えてほしくて、お話しさせてもらいました」
給食に出されたのは、福山さんが獲ったシカ肉のシチュー。
学校などと一緒に何度も試作したメニューです。
(子ども)「おいしい」
(子ども)「普通のお肉と違っておいしい」
(子ども)「牛肉よりもおいしくないと思っていたけどおいしい」
シカ肉シチューは子どもたちに大人気。
おかわりの列が絶えません。
(福山萌子さん)「北海道でこれだけ増えていて、駆除することで一時的に減ることがあっても、この問題はこれからもずっと続く。次世代に委ねざるを得ないところもあるので、農業者も林業者も子どもたちも地域づくりのひとつとして考えていってほしいなと思います」
人の生活環境に入り込む野生動物。
増え続けるエゾシカとどう共存していくのかー
わたしたちに残された課題です。