ノースサファリへの支援金 道が返還も視野に対応検討へ コロナ禍に1400万円余りを交付
違法建築が発覚したノースサファリサッポロに対して道が交付していたコロナ禍支援金をめぐり、道は今後、支援金の返還なども含めた対応を検討する考えを明らかにしました。
札幌市南区の動物園・ノースサファリサッポロは、市街化調整区域に無許可で建物を建てるなど法令違反が発覚しています。
運営会社のサクセス観光に対しては、道が2020年度から2023年度にかけて、コロナ禍支援金1400万円余りを交付していました。
道は4月10日に会見を開き、4月9日、秋元札幌市長がグランピング施設のテントに関して「違法建築として除却勧告している」などと発言したことを受けて、今後、支援金の返還などの対応を検討する考えを明らかにしました。
(道経済部観光局 金盛修誘客担当局長)「法律の専門家と協議しながら、返還など費用も含めて、できるできないも含めて検討していく」
鈴木知事は4月3日の定例会見で、「事業者として要件は満たしていて、支給について問題はなかった」との認識を示していました。