草野球の試合にブルペンも開放 「ナイトラン」を開催 赤字解消へ試行錯誤が続く札幌ドーム
空いた日に球場やブルペンを開放
土日祝日は2時間半50人までの利用で20万円、平日は3時間で半額の10万円と、プロ仕様の球場が利用できるとあって、草野球などを楽しむ人たちで枠はほぼ埋まりました。
(利用者)「草野球チームのメンバー内でも、札幌ドームでいつかやりたいという話はしていましたので、ずっと定期的にネットで確認をしていて、急に空いたものですから、迷わず予約させてもらったという感じです。やっぱり広いですね。でも楽しいです」
さらに、これまで一般利用のオプションとして開放していた室内ブルペンも1時間単位で貸し出しています。
この日は江別市のクラブチーム「江別ブルーインズ」のメンバーが仕事終わりに集まり、午後8時から2時間初めて利用しました。
(江別ブルーインズ 西垣類監督)「冬場(練習)場所の確保が非常に難しいので、こういった素晴らしい環境でできるので非常にうれしいです。もっと幅広く認知されれば、少年野球から社会人まで(練習が)できると思いますので、また野球に限らず使えればもっと有効な使い方があるのかなと思いますし、スポーツ人口も増えるのかなと思います」
最近では、室内ブルペンを野球以外のスポーツやレクリエーションで利用する人も増えているといいます。
「ナイトラン」を楽しむランナーも
(樋口記者)「平日の午後6時を過ぎた札幌ドーム。グラウンドは静まりかえっていますが実はこの時間も一般開放されているんです」
札幌ドームではいま一般利用に力を入れています。
冬の間、1周716メートルの3階コンコースをランニングコースとして一般開放する「ナイトラン」です。
月ごとに実施日を設定して、午後6時から午後9時まで3時間を開放。
この日は平日にも関わらず75人のランナーが利用する人気ぶりです。
(札幌ドーム 吉田圭吾専務)「ナイトランについては、いままでは11月から3月までの期間を冬場の期間ということでやっていたんですけれども、ことしについては4月・5月に試験的に運用してみまして、夏場の利用でご提供できるかどうかを含めて検討していきたいなと思っています」