草野球の試合にブルペンも開放 「ナイトラン」を開催 赤字解消へ試行錯誤が続く札幌ドーム
また、ドーム内のトレーニングルームは1回500円から利用できます。
入会金や年会費はなく、資格を持ったスポーツトレーナーも常駐しサポートしてもらえます。
(利用者)「イベントが減ってさびしくはなっていますけれども、トレーニングルームですとか、そういった部分は逆にちょっとイベントがない分、使いやすくなったのかなというところですね」
(利用者)「ここ(札幌ドーム)を中心に駅ができたりバスターミナルがあってマンションが建っていて、ファイターズがいなくなったことによってそこが活性化しないのはないかなと思うので、何かしらでいい相乗効果があって活性化してくれるといいなと」
命名権に応募なし 募集期間を延長
さらに、新たな収入を確保するため、札幌ドームに愛称をつけることができる命名権「ネーミングライツ」の販売にも乗り出しました。
札幌ドームは新年度、2年から4年の複数年で年間2億5千万以上を希望しています。
しかし、先月29日までの締め切りまでに正式な応募はありませんでした。
(札幌ドーム 吉田圭吾専務)「発表してから募集する期間が短かったというところと、あとは年度末というところもあって今回、また延長して募集をするという経緯に至った次第です。いまのところ複数社からご興味のある企業さんもいらっしゃいますので、そういったところとこれから話し合いを進めていきながら、できるだけ早く結論を出したいなというふうには思っています」
札幌ドームの周辺環境も変化
札幌ドーム周辺でも大きな動きがありました。
最寄りの地下鉄東豊線福住駅直結のスーパー・イトーヨーカドー福住店が閉店を発表しましたが、引継ぎ先はまだ決まっていません。
その一方で・・・
(樋口記者)「札幌ドーム周辺の国道36号沿いでは、現在新たな建物の建設も進められています」
新たな光明も 試行錯誤が続く札幌ドーム
札幌ドームのすぐ近くには、ハンバーガーチェーン・マクドナルドが4月末にオープンする予定です。
札幌ドームの周辺環境も変化するなか、赤字解消へ次の一手はあるのでしょうか。
(札幌ドーム 吉田圭吾専務)「今月30日に初めて札幌ドームで行う音楽フェスなんですけれども、複数のアーティストに出ていただいて、フェスティバル的なコンサートをやると。いままでにない札幌ドームの魅力創出、イベントづくりというのをやっていきたいなというところと、平日にどういったイベントが誘致できるか、市民にどうやって利用いただけるかというところが課題かなと思っています」
プロのアーティストによる音楽フェスは、新モードでは初めての開催となります。
新たな光明も見えてきた札幌ドーム。
いかに地域に根ざした施設に生まれ変われるか、試行錯誤が続きます。