北海道・網走警察署は2024年9月25日、遺失物横領の疑いで網走市の無職の男（76）を逮捕したと発表しました。

男は8月中旬ごろ札幌市内で、大学生の男性（19）が落とした運転免許証などが入った財布1個（時価7000円相当）と、地方公務員の男性（45）が落としたキャッシュカードなどが入った財布1個（時価合計2万3970円相当）を拾ったにもかかわらず、届け出をせずに持ち帰り横領した疑いが持たれています。

大学生の男性と地方公務員の男性はそれぞれ、警察に遺失物の届け出をしていました。

警察によりますと、男は9月4日に網走市内のスナックで、店の経営者の男性の顔に、ガラスのコップと灰皿を投げつけてけがをさせ、5日に傷害の疑いで現行犯逮捕されていて、所持品を調べたところ、遺失物の届け出がされている財布2個を持っていたため調べを進め、今回の逮捕に至ったということです。

調べに対し男は、「拾ったあとに届けるつもりだったが忘れた」と容疑を否認しているということです。