佐渡に春の訪れを告げる「マイワシ」が両津湾の定置網漁で大漁となっています。

この時期は脂がのって美味しいということです。網いっぱいに水揚げされたのはおよそ30トンのマイワシ。今シーズン初めての大漁です。

船からイワシが運び込まれると次々と仕分けられ、箱が積み上がっていきました。

〈漁師〉
「こんなに獲れるのがなかったのですごい良かったです。魚があまり獲れてないので、イワシでもなんでも大量に獲れればいいかなと思っています」

佐渡では例年、2月中旬ごろから日本海を北上してきたイワシの群れが両津湾に入るといいます。

今回の大漁を受けてイワシが手ごろな価格になるとみられ、漁業関係者は多くの人に食べてほしいと話していました。

この時期のイワシはよく脂がのっていて、塩焼きやフライにして食べると美味しいということです。

〈佐渡水産物地方卸売市場　木村章平係長〉
「イワシがこれだけ大量に入ってくると、まだまだ寒いですけど春が近づいていると思います」

水揚げされたイワシは9割が島外に出荷されます。漁業関係者はイワシを追ってきたマグロなどの“大漁”にも期待していました。