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新潟県内の雪の事故 死者13人に 昨年度上回る 除雪中に急病や転落 (2月25日時点)

2025年2月26日 12:35
新潟県内の雪の事故 死者13人に 昨年度上回る 除雪中に急病や転落 (2月25日時点)

新潟県によりますと2月25日までに県内では今シーズン雪による事故で死者13人、重傷者が73人などとなっています。

死者は2月に集中していて、除雪作業中の転落や急病の発症が報告されています。

2月25日までの県のまとめによると、雪による人的被害は全体で170人でこのうち110人が65歳以上の高齢者です。
死者は13人・重傷者は73人ですでに前年度より多くなっています。(2023年度/死者8人・重傷者20人)。

170人の市町村内訳を見ていきますと最も多い長岡市が28人、次いで十日町市、上越市、南魚沼市でいずれも22人です。

冬型の気圧配置が続いた2月に死亡事故が多く、60代から90代が除雪中などに亡くなったとみられています。

以下は、2月に発生した死亡事故の状況です。

2月1日 【魚沼市 90代女性】除雪中に水路へ転落
2月3日 【十日町市 60代男性】 除雪中の落雪に巻き込まれる
2月5日 【十日町市 70代男性】 除雪中に急病発症
2月8日 【五泉市 70代男性】 雪下ろし中に転落
2月9日 【魚沼市 70代男性】 除雪中に転落
2月9日 【津南町 70代男性】 屋根除雪中に急病発症
2月12日 【十日町市 60代男性】 雪下ろし中に胸の痛みを訴え救急搬送
2月13日 【長岡市 90代男性】 雪下ろし中に転落
2月15日 【魚沼市 60代男性】 橋梁の除雪中に落下
2月15日 【湯沢町 80代女性】 屋根除雪中に心肺停止
2月22日 【長岡市 70代男性】 除雪のため家を出たのち歩道上で意識不明となり搬送後死亡

また住宅被害も計9棟(半壊1棟、一破損8棟)となっていて、前年度の3棟を上回っています。

一方、県内は、3月2日頃にかけて気温が平年に比べかなり高くなる見込みで2日頃から4日頃にかけては積雪地帯でも雨が降るため、なだれによる災害の危険性が一層高まることから注意を呼び掛けています。

最終更新日:2025年2月26日 12:37
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