3連休を襲った記録的な大雨。下越や佐渡では土砂崩れが発生し村上市では鉄道や収穫を目前に控えたコシヒカリに被害がありました。大雨の峠は越えましたが地盤が緩くなっている所もあり、引き続き土砂災害に注意が必要です。

この3連休、県内を襲った記録的な大雨。

佐渡市では道路が冠水し、各地で土砂崩れが発生しました。

23日朝、岩首集落では大量の土砂が道路に流れ込み一部区間が通行止めに。大雨の影響が出ています。

発達した低気圧により佐渡市や村上市などには雨雲が次々とかかり続けました。

村上市三面では48時間の降水量が9月の観測史上最大となる304.5ミリを観測。

9月ひと月に降る1.5倍以上の雨が2日間で降り記録的な大雨となりました。

各地で被害も。

JRの羽越本線では線路下の土砂が大きく崩れ村上駅から間島駅の間では現在も上下線で運転見合わせとなっています。

23日はJRの職員などが被害の状況を調査していました。

JRによりますと復旧には3週間ほどかかる見込みだということです。

観光客（父）
「人的な被害がなくて良かったと思うが早く復旧してほしいです」
観光客（子ども）
「いなほを見たかった特急電車の。悲しい、また今度直ったら見に行きたい」

収穫を控えたコシヒカリにも被害が。

村上市の田んぼでは降り続いた雨により稲が倒れていました。

農家
「（稲が）寝ちゃっているので下が腐れて芽が出てきているどうしても被害は起きてしまう。今までずっと春から育ててきて最後の刈り取りでこうなっちゃうと本当に残念ですけどね」

実りの秋、そして3連休を直撃した大雨に地元の人からは・・。

店の従業員
「客足が遠のいているなと。天気の影響ですかね」

気象台によりますと、大雨の峠は越えましたが、これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあり、引き続き土砂災害に注意が必要です。