【特集】「起きるのがつらい…」 若い世代に多い“五月病” その対策は⦅新潟》

まちで聞いてみると……
【新社会人】
「学生のときと生活リズムが違うので慣れるまで大変です」
【専門学生】
「毎日勉強が大変です。楽しくないです」
【就活中の大学4年生(男性)】
「面接とか説明会とか毎日予定があって、ちょっと病みそうなときもありました。何とか乗り越えられそうですけど……もうちょっと」
ゴールデンウイーク明け。皆さんやる気が出ない様子。
この時期によく耳にする「五月病」。専門家に話を聞くと……
【新潟大学医歯学総合研究科 精神医学分野・朴秀賢教授】
「『五月病』というのは『病』とついていますが、正式な病気ではないです。昔から言われている概念で、特に4月に新年度が始まって、4月終わりから5月にかけ大型連休があるということで、日本で多い状態として知られています」
「症状としては『うつ病』と似たものが多く、気分が落ち込むとかやる気がなくなる、疲れやすくなる、体がだるい、食欲が落ちる、眠れない。あと体の症状として、食欲や睡眠以外にも頭痛や動悸、倦怠感など様々な症状がありますが、こういったものが4月の終わりから5月初めにかけて急激に出てくるというのが『五月病』ですね」
「特に新社会人、大学生が多いですね。急に、全く世代も育ってきた環境も価値観や考え方も違う人と過ごしていかなければいけない、学生と社会人もちろん求められているものは全く違うということで非常に大きな環境の変化がありますよね。そのストレスに対する反応として症状が出ると言われています」
再びまちで話を聞くとこんな声が……
Q)「五月病」は?
【大学生】
「(五月病に)きっと毎年なっている。気づかないうちになっていると思うのですが、何とか夏まで耐えています」
【新社会人】
「新潟で一人暮らしを始めて埼玉から来ているんですが、今までは家族とかいたんで安心だったが一人暮らしで独りぼっちなので、もしかしたら、ことし危ないかなみたいな感じはあります」