【パン特集】“地域と歩むパン屋さん”④ 曜日で変わるラインナップ 小さな店にワクワクするパンがぎっしり 《新潟》

“地域と歩むパン屋さん”。今回は豊かな発想から生まれるバリエーション豊富なパン、毎日変わるラインナップに注目のベーカリーです。
やって来たのは糸魚川市。
潮風を感じる住宅街の中にあります。
店名は「小さなパン屋アトリエハサム」。
ショーケース一つだけの小さな工房のようなので「アトリエ」。
サンド系のパンから始まったので“ハサム”なのだそうです。
店主・水沼梢さん
「コンセプトとしては五感に響くパン、思い出に残るというかまた食べたくなるようなパンを作りたいなと思って、手間をかけるということについては気にかけています」
ハサムさんは、日・月・木の週3日のみオープン。
店頭に並ぶパンは曜日ごとに変えています。
店主・水沼梢さん
「日曜日は種類が一番多く、定番のパンを常時。月曜日は気まぐれにいろいろなパンを作ってみたいということで、試作して新しいパンを提供しています。木曜日は元々ロールパンを作っていたので、あと焼きたてパンとしてなるべく熱々をという形を心がけてます」
おすすめは一風変わっているという「カンパーニュ」。
ナッツとクリームチーズを練り込んでいく生地。
ほんのり紫がかっているのが分かりますか?
店主・水沼梢さん
「あんこを練り込んで甘さはあんこだけ。私あんこが大好きなので、それで作ってみたら好評だったっていう」
お店の一番人気「あんナッツクリチカンパーニュ」は、好きなものを詰め込んだらおいしくなったというわけです。
小豆から来る甘さや香りも包み込まれていて、とても優しい味になっています。
ハード系ではありますが、外側も中身もそんなに堅く仕上げていないので、誰でも食べやすいのも人気のもとになっているようです。
続いてのおすすめ。
こちらも、ちょっと変わった作り方というバゲット。
レーズンからとった自家製酵母を使っているんだそうです。
小麦のコクも感じる深い味わい。
こちらも、程よい硬さなので、そのまま食べてもおいしいとのこと。