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東京電力・柏崎刈羽原発 使用済み核燃料を青森の中間貯蔵施設へ 燃料プールの貯蔵率が課題 《新潟》

2024年9月24日 19:28
東京電力・柏崎刈羽原発 使用済み核燃料を青森の中間貯蔵施設へ 燃料プールの貯蔵率が課題 《新潟》

東京電力は柏崎刈羽原発の使用済み核燃料を青森県むつ市の中間貯蔵施設へ搬出します。使用済み核燃料が敷地外で中間貯蔵されれば国内で初めてです。

東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発6、7号機。

それぞれの燃料プールでは使用済み核燃料の貯蔵率がいずれも90パーセント以上となっていて、保管場所が課題となっています。

そうした中、東京電力は使用済み核燃料69体を9月までに青森県むつ市の中間貯蔵施設に輸送する計画を立てています。

柏崎刈羽原子力規制事務所によりますと、搬出する使用済み核燃料はすでに移送する容器に入れられていて、健全性の検査を終えているということです。

輸送も終わり、国内の中間貯蔵施設で使用済み核燃料が貯蔵されれば初めてのこととなります。

再稼働の条件の一つとして貯蔵率をおおむね80パーセント以下にすることを求めている柏崎市の桜井市長。9月24日、テレビ新潟の取材に次のように話しました。

〈柏崎市 桜井雅浩市長〉
「再稼働までにはおおむね80%にしてもらいたいということをお話ししているわけですの、東電は私との約束を誠実に履行を始めたと私は理解しています。歓迎すべきこと。輸送の間の安全はしっかり確保してもらわなければならない」

東京電力は使用済み核燃料の輸送が完了次第、速やかに公表するとしています。

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