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県弁護士会の元副会長が着服か 依頼者から預かった約1.1億円が使途不明 「ギャンブルに使った」文書も 《新潟》

2025年5月14日 20:30
 県弁護士会の元副会長が着服か 依頼者から預かった約1.1億円が使途不明 「ギャンブルに使った」文書も 《新潟》

去年、死亡した弁護士が依頼者から預かっていた約1億1000万円が使途不明になっていることがわかりました。「ギャンブルに使った」という趣旨の文書も見つかっていて、着服していたとみられます。

使途不明になっているのは昨年度、県弁護士会の副会長を務めていた二宮淳悟弁護士が依頼者から管理を委託されていた約1億1000万円です。

県弁護士会によると、二宮弁護士は2022年12月からの2年間、遺産分配などで管理していた個人と法人の口座から200回以上にわたり自分名義の口座に送金し、現金を引き出していました。

二宮弁護士は去年11月に死亡していて、パソコンからは「ギャンブル依存症だった。弁護士のお金も競馬や競輪に使ってしまっていた」と書かれた文書が見つかったということです。

被害者への完済のめどは立っておらず、県弁護士会は「弁護士の職務に対する社会的信頼を大きく損なうもので極めて遺憾」とコメントしています。

最終更新日:2025年5月14日 20:30
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