大分県竹田市唯一の小児科専門の診療所が2023年から休診している問題で、市は5月の大型連休明けの再開を目指す方針を明らかにしました。

◆TOS甲斐菜々子記者 「1年半ほど休診となっている竹田市立こども診療所です。竹田市唯一の小児科のため、市民は隣の豊後大野市の病院まで行く必要があり、生活への影響が大きくなっています」

竹田市唯一の小児科専門の医療機関「竹田市立こども診療所」は2025年7月に1人しかいない医師が体調不良で入院して以来、現在も休診が続いています。
27日の定例会見で土居市長は診療所の運営体制を見直して5月の大型連休明けの再開を目指す考えを示しました。

◆土居昌弘市長 「(スタッフの)負担が過多であっ たという様々な指摘をもらっています。それをどう軽減するか ということを話し合いながら新 しい運営方針を立てていきたい」

診療所を巡っては弁護士などで構成された検討委員会が答申をまとめ、スタッフの負担が過大であったことや市との連携が不十分であったことなど問題点を挙げています。市は答申を踏まえ必要な人材を確保して再開に向け準備していきたいと話しています。