穂高神社で光のイベント始まる 幻想的「安曇野神竹灯」1万本の光に包まれる【中継】
この寒さの中だからこそ、美しさが増す光のイベントが安曇野市で始まりました。その名も、「安曇野神竹灯」どんなイベントなんでしょう。
幻想的なこの景色、見入ってしまいませんか?まるで光の絨毯の上を歩いているようなこの場所は、安曇野市の穂高神社です。頬を刺すような空気の冷たさを感じる一方、辺りは、あたたかみのある灯りに包まれています。
こちら、竹の筒の中に火を灯しているんです。
冷たい雨もすっかり止んだ午後4時。訪れた人がみんなで火を灯してこの「安曇野神竹灯」が始まりました。竹灯籠の数は全部で1万本。炎の揺らめきは、イルミネーションとは異なった雰囲気で厳かな神社に合っていますよね。
訪れた人は
「間近に炎が見られて自分でつけられるのは、(イルミネーションと)全然違いますね」
安曇野市観光協会 白澤勇一 専務理事
「安曇野の冬の風物詩として、定着してまいりましたので、もっともっと多くの方に来ていただく、そして市民の方もこのお祭りを一体感としてとらえていただく、そんな思いで始めております」
安曇野神竹灯、実は、遠く離れた九州にゆかりがあります。ここ穂高神社の神様、「穂高見命」の姉=「豊玉姫」が九州・大分で祭られていまして、そこで里山を守るために行われていたのが、竹にあかりを灯すお祭りです。山を大切にする心は、信州・安曇野も一緒ですよね。という物語で始まったこの安曇野神竹灯は、今週と来週の金・土・日曜日に開かれます。すぐ隣では、温かい食べ物や飲み物などを販売していて、身も心も温まれそうです。