「9990円です。ありがとうございます」

２月20日、長野市の書店で発売日を迎えたある1冊の写真集。

タイトルは「長野市の100年」。昭和と平成を中心に、長野市内で撮影された写真、およそ600枚が掲載され、ページ数にして264ページ、価格は1冊9990円と書店に並ぶ本としては高額商品です。ところが…。

書店の人は
「（予約が）140冊超えていますね。まだ増えている」

それなりの価格にも関わらず、発売日までの予約数は150冊超え！初日に購入した人は…。

長野市・76歳
「早く開けてみたいと思って。（夫と）昭和30年とか、40年くらいの写真が見たいからって、楽しみにして来ました」

長野市・69歳
「昭和通りとか中央通りとか、今と昔を見比べて、思いにふけられればと思っていまして。やっぱり記念になるので、こっそりお小遣いの中で」

実は、この本を出版したは、長野市から100キロ離れた新潟県長岡市の出版社。なぜ、新潟の会社が信州の写真集を出したのか？高くても手にしたい、長野市民注目のワケとは？

こちらが実際の写真集。中にはこのように、白黒の写真がずらり…。600枚の写真が収められています。

今年でちょうど昭和100年目というのもあって、記念に買うという人もいて話題になっているわけなんです。一体どうやって600枚もの写真を集めたのか？誰が写真を提供したのか？込められた思いとは？

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