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死者・行方不明者63人 戦後最悪の火山災害 御嶽山の噴火から27日で10年 犠牲者を追悼 

2024年9月27日 12:18
死者・行方不明者63人 戦後最悪の火山災害 御嶽山の噴火から27日で10年 犠牲者を追悼 

死者・行方不明者63人と戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から27日で10年です。麓の王滝村では、追悼式が営まれます。中継:大和洋介記者。

王滝村の松原スポーツ公園は、御嶽山から南東に12キロの場所で噴火直後に捜索隊のヘリの発着所になるなど救助活動の拠点となりました。午前11時50分から追悼式が営まれ、遺族や地元の関係者などおよそ50人が参列する予定です。

10年前に発生した御嶽山の噴火では58人が死亡、5人が行方不明のままです。当日は紅葉のシーズンで天気も良く大勢の登山者が山頂付近にいて戦後最悪の火山災害をもたらしました。

27日、御嶽山では朝から山頂を目指す登山者の姿がみられ、多くの犠牲者を出した「八丁ダルミ」や山頂などで手を合わせていました。

登山客
「亡くなられた方がどんな景色を見て最後に…命の最後にどんな景色を見てられたのかと思ってそれだけを思いました」

一方、王滝村の田の原登山口では被災者家族などでつくる「山びこの会」のメンバーが登山者に手作りのキーホルダーを渡し、安全な登山を呼び掛けました。

シャーロック英子代表
「命を守る登山ということで、やはり(ヘルメット着用が)減ってきているということは(噴火を)知らない人もいるしだんだん風化してきているなとも感じます」

追悼式は午前11時50分から始まり噴火が起きた11時52分には全員で黙とうを捧げます。

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