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【パリパラリンピック】ブラインドサッカー 高校3年生の平林太一選手 17歳の夏 夢の舞台でメダル目指す

2024年8月30日 15:31
【パリパラリンピック】ブラインドサッカー 高校3年生の平林太一選手 17歳の夏 夢の舞台でメダル目指す

日本時間の29日未明に開幕したパリパラリンピック。

1日、日本が初戦を迎えるブラインドサッカーには松本美須々ケ丘高校の平林太一選手が出場します。夢だったパラリンピックに初めて出場する17歳の熱い夏に密着しました。

■ブラインドサッカー中日本リーグ2023山梨県 去年6月11日

ブラインドサッカー日本代表平林太一選手17歳。生坂村出身の高校3年生で、現在、松本山雅B.F.C.に所属しています。

ブラインドサッカーは、5人制で、視覚に障がいがある選手がボールから出る音と、ピッチサイドやゴール裏にいる味方の指示を頼りにプレーしゴールを狙います。

平林選手は1歳の時に目の病気にかかり4歳の頃、目が見えなくなりました。ブランドサッカーに出会ったのは小学1年生の時。

平林太一選手
「他にも視覚障害スポーツっていうのは何個もあるんですけどこんなに走り回れるスポーツっていうのはあんまりなくて縦横無尽に走り回れるっていうのはすごく魅力かなって思ってて。『人生を楽しくしてくれた』というか」

頭角を現した平林選手は、15歳で日本代表に選出。去年8月の世界選手権で日本は5位入賞を果たします。この大会で平林選手はチーム最多の4ゴールをあげ日本のエースに成長。その後日本は11月にパラリンピック出場を決めました。その知らせを自宅で聞いた平林選手。

平林選手の母 小百合さん
「「わぁ!」みたいな感じで大騒ぎしてたから私もついつい大きい声で「やったぁ!」」っていう感じでした。

平林太一選手
「やっぱりパリが決まった時はホッとする気持ちが1番強かったなって思います」

※7月13日(東京・小平市MARUIブラサカ!パーク)

7月13日。平林選手は東京で日本代表の練習に参加していました。攻守の切り替えの早さとハードワークという日本の武器に磨きをかけます。

平林太一選手
「昔からこの大会を目指してやっ てきてはいたのでやっとこの舞台に立てるという ところですごくゾクゾクしますね」

夏休み前日。世界に挑む平林選手の壮行会が学校で開かれました。

(ビデオメッセージ)♪太一君がんばれー!!

平林太一選手
「ここでみなさんから受けたパワーは本番全力で全部発揮したいと思っています。今なら負ける気がしない俺が日本を勝たせます」メダルをかけて戻ってきたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

「自分が得点を決めチームを勝たせる。」たくさんの応援を受けて若きエースとしての決意を新たにしました。

8月7日、日本を飛び立つ日。そこには、平林選手の母・小百合さんと姉弟の姿もありました。

Q太一君、きょう出てくるときどうでした?

平林選手の母 小百合さん
「いよいよだな」というふうには言ってましたけど私、お見送りの時に絶対こっちが緊張して泣いちゃいそうだなって思っていたんですけど周りの雰囲気に助けられて泣かずに済んでよかったですとにかく楽しんでもらえればいいなって楽しんでプレーしてて成績も良ければもっといいんですけどとにかく楽しんでほしいです

信州の17歳が日の丸を背負い、いよいよ夢の舞台に挑みます。

現在、世界ランキング3位の日本。初戦は、1日、日曜日。世界ランキング12位のコロンビアと対戦します。まずは、初戦突破、応援しましょう!

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