【8月の大雨災害】盛岡市が災害対応を検証 不備見直しへ
盛岡市は13日、今年8月に起きた大雨による土砂災害について、対応の失敗や不備を見直すための会議を開きました。
会議には、盛岡市の幹部職員のほか、気象台や県の防災担当者など、あわせて16人が出席しました。
8月27日の夜、盛岡市付近で線状降水帯が発生し、記録的な大雨になりました。
一時、最大で2万5809人に避難指示が出されたほか、米内川の水があふれて近隣の家屋が水に浸かるなど、大きな被害が出ました。
市の検証によりますと、避難指示の対象地区が現在の住所とは違う表記で正確に情報が伝わらなかったこと、人員の少ない災害警戒本部に市民から問い合わせ電話が相次ぎ忙殺されたため、職員への被害報告や対応の指示が遅れたことなどが課題として挙げられています。
吉田尚邦 危機管理統括官
「今後いつ起きるかわからないことに対する反省教訓というのは、やはりその都度やっておく必要があるという風に改め感じました」「市民の皆さんと市役所で一体となって情報共有しながら自分の身は自分で守るということが大事、一番大切なこと。」
13日は今後の対応について意見交換し、市では来年1月から具体策を考える方針です。