【鎮圧のめど立たず…】岩手県大船渡市の山林火災 避難している住民に不安広がる
岩手県大船渡市の山林火災は27日も消火活動が行われましたが、鎮圧のめどがたっていません。避難している人に不安が広がっています。
【大船渡市三陸町 越喜来小学校・避難所 午前7時すぎ】
女性と2人の子ども
「多分もう燃えてなくなっちゃってるだろうなと思って」「きのう寝ながら家のこととか過ごした時間のこととか思い出したらなかなか眠れなくて」「娘がことし中学校にあがるので、それで2~3日前に、制服をとりにいったばっかりなんですね。それも持ち出せずに、一度だけ袖を通しただけなんですけど、それを持って逃げられなかったのが申し訳なかったなと思って…」
70歳代姉妹
「なんかうちの方まで(火が)来ているみたいだから…」「全然…(眠れなかった)こういうとこで寝ようと思ってもあれだからしょうがないと思って、1時間くらい寝たのかな。みんなそうだと思いますよ。」「心配だね…(姉 だね)」
【大船渡市赤崎町外口から撮影 午前7時半ごろ自衛隊のヘリが合足方面に散水】
その様子を不安そうに見ていた漁業の男性
「自分の実家。父と母が住んでいる実家」「母は、岩手県警の船で田の尻地区の海岸の方に下がって避難して、海から船で大船渡湾まできて避難して助けてもらって」
「逃げようとしたらどっちもトンネルあるんですけど、トンネル付近も火事でいけないみたいでもう消防か警察の人から海岸に下がれと指示合ったみたいで、20人くらいは避難したみたいです。」「震災津波のそんな感じのあれですね。災害ですよねこれね。だからまずね。人だけでもねせめてね。みんな助かってほしいなとおもっているんですけど。」
【午後4時ごろ大船渡市盛町リアスホール・避難所】
60代男性
「びっくりしました。またかと思いました。なんで火が鎮火したあとですぐ違うところが燃える、なんかおかしいと思いまして」
「一番(心配なの)は自分の家ですね。いろんな情報が入ってきますけども、どれを信じていいか。いろんな情報がいっぱい入ってくれば入ってくるほどこんがらがる」「早く鎮火してほしいです。火が収まって一日もはやく帰りたいです」