【煙の勢いが火山の噴火のような…】延焼続く岩手県大船渡市の山林火災 上空からリポート
岩手県大船渡市の山林火災の範囲はかなりの広範囲にわたっています。取材班が27日、上空から火災現場の様子を撮影しました。
「画面手前が大船渡市。市役所があります、中心市街地ですここからさらに6キロほど南東に行った場所が今回の山火事の現場です。遠くから見ても、広い範囲から大量の煙が立ち上っています」
「煙の勢いが、火山の噴火のような…」
「本来は画面の向こうに太平洋、海が見えるはずなんですが、視界すべて煙に覆われてしまって見えない。それほどの規模になっています」
【炎見える】
「下の方から上の方まで、線状に炎に包まれています。風はこのあたりでいいますと山の下から上の方へと流れていっているようです」
【煙の中】
「ヘリコプターの中にいても生木の焼けるにおいがはっきりと感じます」
【山の斜面と幾筋もの煙】
「周りに人や車が入っていけるような道路・道は確認できません。こうして目で見ている限りでもいろんなところから新たにけむりが上り始めている。つまり、火の延焼範囲が目に見えて広がっていっている、そんな印象です」
【道路と焼け跡】
「この道路沿い。建物は全て焼けて無くなってしまっています」
【焼け跡】
「すっかり焼け落ちて灰になってしまっています。建物の屋根でしょうか壁でしょうか、焼け落ちたものがこのわずかに開けた平地に散乱しています。」
【集落と煙】
「この状況でウェザーニューズの天気予報によりますと、雨が降るまであと1週間。いまのところ、この火事を食い止めるためには、人力で何とかするしかない。気の遠くなるような状況が、今です」