「三陸鉄道」の昨年度の決算は、燃料費の高止まりなどにより、過去最大の経常赤字になる見通しです。

これは、先月26日に開かれた三陸鉄道の取締役会で示されたものです。

昨年度は、観光などの団体利用が増加したものの、定期券の利用者が減少したことや燃料費の高止まりなどで費用がかさみました。

この結果、昨年度の「経常損益」は7億4100万円あまりの過去最大の赤字に。

また、県と沿線市町村からの補助金を加えた「当期損益」も4500万円あまりの赤字となり、2年ぶりの赤字が見込まれています。

三陸鉄道は「今年度はJRとの合同キャンペーンを行うので、県内や県外、海外からの旅行客を増やすための情報発信をしていきたい」と話しています。