入札参加業者おらず新消防庁舎の入札不調 宮崎市が建設工事費4億円増額する予算案を可決
宮崎市は新しい消防庁舎の建設を1月に始める予定でしたが、建設工事の入札に参加する業者がいませんでした。このため12月議会に事業費減額などを盛り込んだ予算案を提出し、議会最終日の11日可決されました。
宮崎市霧島5丁目に移転する宮崎市消防局・北消防署の新庁舎建設工事の事業費はおよそ45億6800万円で、入札は条件付き一般競争入札で11月に行おうとしましたが、中止になりました。
宮崎市によりますと、入札には1社が申し込んだものの入札日に取り下げ。市が提示した見積単価が低かったことや工期が短いことなどを理由に挙げたということです。
このため宮崎市は着工を、予定していた来年1月から来年4月に変更し、12月議会に今年度分の工事費などおよそ6300万円を減額する補正予算案を提出し、11日可決されました。
また工期を2カ月延ばし、見積単価を上げたことで建設工事費を4億円増額する予算案も可決されました。
宮崎市によりますと、新たな消防庁舎の2026年度中の供用開始には変更はないということです。