台風14号の復旧状況を記録に 土木写真家が現場を撮影
宮崎県内で甚大な被害が発生した、2022年の台風14号の復旧状況を記録に残そうと、国の内外で活動する写真家が、作業に尽力する建設業者の姿をカメラに収めました。
日向地区建設業協会では、昨年度から、2022年に発生した台風14号の復旧状況などを収めた記録集の作成を行っています。
撮影を行うのは、土木の現場で働く人に着目した作品を撮影し、国の内外で活動する写真家の山崎エリナさんです。
9日と10日は、山崎さんが、椎葉村などの復旧現場4か所を訪れ、美郷町の町道の復旧現場では、建設業者の測量やコンクリート製の護岸を設置する様子を撮影。
作業員から、復旧工事への思いなども聞き取りました。
(写真家 山崎エリナ さん)
「あの人のためにこの道を通そうという、そこまでの思いに触れたことがなかったので、そこには驚きと感銘を受けました。」
記録集には、自治体から寄せられた写真や記事も収録され、来年11月に完成する予定です。
日向地区建設業協会では、記録集を県内の中学校などに配布したいとしています。