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堤防に残された血痕の血液型が被害者と一致 山形市出身の女性保育士殺人事件 コートは着ないで出かける

2025年4月18日 17:35
堤防に残された血痕の血液型が被害者と一致 山形市出身の女性保育士殺人事件 コートは着ないで出かける

宮城県の海岸で山形市出身の女性が殺害され遺体で見つかった事件で、堤防に残されていた血痕の血液型が、行仕さんと一致していたことがわかりました。警察は、本人のものか詳しく鑑定を進めるとともに殺害された当時の状況を調べています。

18日午後、岩沼市の遺体発見現場では捜査員が発見当時の状況を再現し、詳しく調べていました。
この事件は4月13日、岩沼市の海岸で山形市出身で仙台市に住む保育士・行仕由佳さん(35)が遺体で見つかったもので、遺体には刃物のようなもので刺された複数の傷がありました。
行仕さんは12日の夕方に職場から帰宅後、「忘れ物を取りに行く」と子どもに伝え、歩いて家を出たとみられてます。捜査関係者によりますと家族は「コートを着ないで出かけたのですぐに帰ってくると思ったが、帰ってこないのでおかしいと思った」などと話しているということです。
そして18日、捜査関係者への取材で、遺体が見つかった砂浜から20メートルほど離れた堤防に残されていた血痕の血液型が、行仕さんと一致していたことが新たに分かりました。
現場から検出された血液は今のところ1人分のみですが、別の人の血液が混ざっている可能性もあるため、詳しく調べています。
また、これまでにスマートフォンや財布などの所持品は見つかっていませんが、行仕さんの口座から現金が引き出された形跡はなく、トラブルも確認されていません。
警察は、行仕さんがすぐに帰宅するつもりで外出し、現場周辺で殺害された可能性があるとみて捜査しています。

最終更新日:2025年4月18日 20:07
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