白鷹町で21日、浄水場から配水する水道水に濁りが確認されたため、午後2時半現在、町内の広い範囲で断水が発生しています。復旧の見通しは立っていません。

白鷹町によりますと、21日午後2時半現在、断水が発生しているのは町内6地区のうち、蚕桑地区と鮎貝地区、荒砥地区、十王地区、鷹山地区の5地区です。
白鷹町では実淵川を水源とする津島台浄水場から水道水を各地の配水池に送っています。
21日午前9時前、水道水の濁りの度合いが国が定めた基準値「2.0度」を超える「3.3度」まで上昇しているのを浄水場の職員が確認し、町は水道法に基づき、午後2時から順次断水を始めました。水が濁った原因は分かっていません。
現在、浄水場の水の濁りは解消されたものの、配水池に貯まっている水に濁りが残っているため、給水再開の見通しは立っていません。また、町は断水している各地区のコミュニティセンターに順次、給水所を開設し、午後10時まで対応することにしています。
白鷹町の東根地区は別の水源を使用しているため断水は発生していません。