大雨被害の影響で去年9月から運休していた奥羽線・新庄ー院内間が復旧し運転再開 9か月ぶり
去年7月の記録的大雨から9か月が経過しました。大雨被害の影響で運休が続いていたJR奥羽線の新庄駅と秋田県の院内駅の区間が復旧し25日、9か月ぶりに運転を再開しました。
去年7月の記録的な大雨で、JR奥羽線の新庄駅と秋田県湯沢市の院内駅の間ではのり面が崩落したり架線が断線したりする被害が26か所確認され、JRはこれまで上下線ともに運休し、復旧作業を進めてきました。
そしてき25日、復旧作業の完了に伴い、9か月ぶりに運転が再開されました。運転再開に当たりJRは、災害対策として線路への土砂の流出を防ぐ「土留め」を線路脇に設置しました。また、ディーゼルエンジンで発電して自走することができる新型車両を一部区間に導入しました。
一方、県内の在来線ではJR陸羽西線と陸羽東線、米坂線で、災害被害や工事の影響によって現在、運休している区間があります。
陸羽西線は今年度中に工事が完了し運転が再開される見通しですが、陸羽東線と米坂線はいずれも復旧の見通しが立っていません。