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白鷹町の大規模な断水 安全性確認し飲料水として使用再開 温泉施設休止も 24日再開

2025年4月23日 18:58
白鷹町の大規模な断水 安全性確認し飲料水として使用再開 温泉施設休止も 24日再開

白鷹町で発生した大規模な断水で、町が飲料水としての使用を避けるよう呼びかけていた問題は23日、町が依頼していた水質検査の結果、濁りが解消されたことが分かり、飲料水としての利用が再開されました。

午前8時前、白鷹町役場の上下水道課では水道水がいつ飲料水として利用できるかといった町民の問い合わせに職員が対応していました。
この問題は、白鷹町の津島台浄水場で21日、浄水処理後の水に国の基準値を超える濁りが確認され、およそ4000軒が一時断水したものです。
町は、浄水場内の簡易検査で水の濁りが国の基準値を下回ったとして、21日午後5時すぎに配水を再開したものの、「配水管内の水に濁りが残っている可能性がある」として、飲料水としての使用を制限していました。
町は、新潟市内の会社に詳細な水質検査を依頼し、検査の結果、午前10時ごろ水の安全性が確認され、町は「飲料水として使用できるようになった」と発表しました。

町民「復旧まで長かった困った飲み水なのでさっそく試し飲みしたいチェックしたい」

一方、まだ飲料水として使用するのは不安ということで、給水所を訪れた町民の姿も。

町民(まだ家の水は飲めない?)「気持ち悪くて飲めない2日くらい経たないとだんだん年を取るので安全な水を供給していただきたい」

断水の影響がまだ続いている施設もあります。宿泊施設、鷹野湯温泉パレス松風は、21日昼すぎから日帰り入浴を休止しています。準備のため23日も日帰り入浴を取りやめ、再開は24日の午後3時ごろを予定しています。また、宿泊客については温泉が使用できないことを説明した上で、近くの温泉施設まで無料送迎、利用料も施設で負担する対応をとりました。一方で今回の断水でキャンセルが5件出たということです。

鷹野湯温泉パレス松風 五十嵐 寿浩 支配人「来ることを楽しみにしていたと電話でも残念という言葉をいただいている明日から通常営業するのでサクラももうじき散るがぜひお越しいただければ」

町では対策として、今後定期的な水質の点検や機械の修理などを検討しているということです。

白鷹町・佐藤誠七町長「機械が不具合があったと報告を受けている。確認をまだしていないので確認してから原因をつきとめて二度とこのような失敗を起こさないように町民の皆さんに迷惑をおかけすることがないように取り組みたい」

一方、22日に臨時休校となった町内4つの小学校と1つの中学校すべてで23日登校を再開していますが、児童・生徒に水筒を持参してもらうなど水道水を使わないように対応をしました。24日から通常の体制に戻すということです。

最終更新日:2025年4月23日 20:01
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