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「殺意は認められる」 元同僚をナイフで刺した酒田市の男に懲役6年の実刑判決

2024年9月13日 16:16
「殺意は認められる」 元同僚をナイフで刺した酒田市の男に懲役6年の実刑判決

酒田市で、元同僚の男性をナイフで刺して殺害しようとしたとして殺人未遂などの罪に問われた男の裁判が12日開かれ、山形地方裁判所は懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

この裁判は、酒田市大宮町の無職・寒河江義夫被告(65)が去年11月、以前勤務していた酒田市の資材運搬会社の事務所内で、元同僚の50代の男性の腹を殺意を持ってサバイバルナイフで刺して全治1か月のけがをさせたとして、殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われたものです。
これまでの裁判で検察側は、寒河江被告が被害者との間に仕事量などを巡るトラブルがあり、犯行の状況から殺意があったとして懲役7年を求刑していました。一方、弁護側はもみ合いの末に誤ってナイフが刺さった可能性があるとして殺意を否定していました。
判決公判で山形地裁の佐々木公裁判長は「被告は被害者が事務所から逃げた後もナイフを持ったまま被害者の方を向き続けるなど加害の意思が強く、殺意は認められる」などとして懲役6年の実刑を言い渡しました。弁護側は「控訴するかどうかは本人に決めてもらう」としています。

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