雄大な鳥海山をバックに咲き誇るサクラと泳ぐこいのぼりで知られる遊佐町の中山河川公園のサクラがいま、満開を迎えています。

遊佐町直世の中山地区。洗沢川左岸の堤防には桜並木がおよそ500メートル続いています。およそ60本のソメイヨシノは、今から66年前の1959年、上皇ご夫妻のご成婚を記念し地元の青年団が植えたもので1994年に河川公園に整備されました。
残雪の鳥海山と桜並木、そして、川の上を泳ぐこいのぼり。多くの写真愛好家や観光客らが盛んにシャッターを切っていました。

見物客は「毎年来てます。でもきれいな時に今年は来られたので良かった。ちょうどこの子が生まれたので。初めて一緒に来られたね」

中には、キャンパスやスケッチブックを広げ絵筆をとる人も。

東京から「初めて来たんです。鳥海山を描きたくて。サクラと川と山とのコラボレーションが素晴らしいです。」

風に舞ううすいピンクの花びらの中を泳ぐこいのぼり。今年の見頃はあとわずか、今週いっぱいだということです。